土曜日記 2024/11/09

 今週はなんだか気がついたら週末を迎えていた。そんなふうに気づいたら1週間がすぎるような気持ちが暫く続くほどに忙しくしていると、気づいたら最低気温が10℃を切って、6℃とか言い出すようになっている。あんまりにも寒い。寒さというのは本当に身体の動きを鈍くしてくるから嫌いだ。
 別に冬が嫌いなわけじゃないけど、寒い朝の早起きとか、寒い夜に仕事から帰ってきたときの冷え切った家の中とか、そういう寒さがどうも嫌いだ。逆に言えば、寒い日にお酒を飲んで身体を温めて、そのあと外を歩けば寒さもわからないくらい身体は温まっていて、そして歩いているうちに酔いが覚めていくのだとか、寒い日の移動の合間にホットコーヒーを飲んで、白い息を吐くときだとか、そういうのは割と好き。


 今週は富山に出張に行き、そのあと木曜金曜は同じ案件でスタジオに引きこもり。木金の案件は、土日を挟んで次の木曜まで続くかなり重めの仕事。しかも、カタログやECで使うための商品写真を、ひたすら永遠に撮り続ける修行みたいな撮影。


 富山の仕事は、日帰りで撮影時間は2時間以内という条件で、交通費等も込み込みの予算での依頼だった。交通費を計算してもまぁなんとか1日分くらいはもらえる感じの値段で、遠方に行く仕事は好きなので快諾。

 京都から富山に行くに当たり、滋賀県を名神高速からの北陸道で抜けるか、湖西道路(無料)を通って敦賀まで行くかの2つの選択肢があり、これでだいたい片道3000円くらい変わる。それで所要時間はざっくり30分ちょっと伸びるくらい。
 ということで今回は、見積もり上は3000円高い方で行ける予算なので、その分浮かせて前泊をすることにした。
 前泊するかは月曜の朝まで悩んでいたけど、月曜朝にBooking.comをみたらちょうど6000円ちょっとでアパホテルの部屋が空いていたので予約した。

 ホテルを取ったところでお昼ごろ出発して、いつも行くスタジオに寄った。この日は仕事は入ってないけど、この間のディレクターさんの案件で、あまり見ない機材を使う撮影があるとのことで興味を示していたら、月曜日はテスト撮影だから見学してもいいと言ってもらっていた。それでなんだかんだ2時間くらい居座ってしまい、そろそろやばいなと思い出発。
 途中コンビニに寄って、昼食代わりに軽くおやつを食べたり、パーキングでトイレに寄ったりはしたものの、ほぼノンストップで高岡まで走った。Audibleで聴いていた「レイアウトは期日までに」がもう聴き終わっていたので、今度は「ツミデミック」という作品を聴きながら。

 ホテルには20時頃到着して、お腹が空いていたからGooglemapで周りの飲食店を探しつつ外に出る。傘がギリギリ要るくらいの雨で動きづらい。
 雨が降ってはいるけど、見知らぬ街の夜を歩くのは好き。一本道を歩きながらけっこう写真を撮った。

 目星をつけていたおでん屋さんに近づき、ちょっと入りづらいなぁと思って一旦通り抜けて、でも周りの他の店はあんまりピンとこなかったので戻ってきて入店。
 お店の中にはカウンターの中に若い女性がいて、向かいのカウンターには髪の長い同年代くらいの男性が一人。店主はおじさんだと予想してたので少し驚く。店主と一人の客は顔見知りっぽく、親しげに談笑していて少し気まずかったが、端の席に陣取り、お任せで一皿とハイボールを注文した。
 おでんは薄味だったが出汁が効いていてお酒に合う。スマホで明日のスケジュールを見たり、SNSを見たりしながらハイボールを楽しみ、2皿目は練り物メインでお願いした。2杯目に白ワインを頼んだら、そのワインが美味しかった。通販で買えそうなのでそのうち買いたいと思う。

 おでん屋さんを後にして、ラーメンも食べたかったのでGooglemapで調べたお店に向かうと、Googlemapでは営業中と書いてあるのに閉まっていた。落胆しながらももう一個のお店に向かったけど、そっちも閉まっていた。連休明けでお休みモードなのかもしれない。地方ではこういうことけっこうある気がする。歩いていると繁華街だったので外国人に「マッサージ?」と聞かれ、「ラーメン・・・」と答えると、「Oh、ラーメン…」と返され顔を背けられた。
 結局お店で食べるのは諦めて、ファミマでレンチンのミニ醤油ラーメンを買って、部屋に戻って食べた。ふつうに美味しいけどまた食べたいほどではない、って感じの味だった。

 翌朝はチェックアウトギリギリまでいて、それでも少し早いので道の駅に寄ったり、駅メモのチェックインがてら少し行ったところの終点駅まで行ったりした。

 撮影は12時集合だったけど、12時に着いて電話をかけても出ず、15分ほど待ってもかかってこないのでもう一度かけたら出て、そちら向かいますと言われ更に10分ほど待った。会ったときに「早かったですか?」と聞かれ「12時ちょうどくらいに」と答えるとなんか微妙な顔をされた。よくわからんなとその時は思ったけど、もしかすると1回目の電話に気づいて無くて、15分遅刻したと思われたのだろうかとも思った。もしそうなら心外だ。

 撮影は1時間ほどで終わり、解散。解散後どうするかはやんわりとしか考えておらず、コンビニでコーヒーを飲みながら考える。
 とりあえず、富山に来ることはそんなに無いので、駅メモのチェックインをしたいなと思い、万葉線の新湊港線という線の終点「越ノ潟駅」という駅に行ってみた。この駅からは県営の船が出ているみたいで、乗船料無料と書いてあってびっくりした。乗ってみたいとも思ったけど、時間もかかるしやめておいた。

 その後は高岡市街地にある「高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」に行った。入館料500円でドラえもんをはじめとした藤子・F・不二雄の原画が見れる。完全アナログの時代なので、生きた筆跡を感じることができて良かった。
 ショップコーナーでは単行本も売っていたので3冊ほど買ってしまった。大長編ドラえもんにちょっと興味が出てきたので読んだり映画を見たりしたくなった。
 地下の駐車場に戻るとき、中庭みたいなところに西日が差し込んでいて綺麗で、つい10分ほど写真を撮っていた。

 ギャラリーを出た後は北陸道に乗って敦賀まで走り、「敦賀ヨーロッパ軒」でソースカツ丼を食べた。ヨーロッパ軒系列のソースカツ丼が好きで、このあたりに来ると食べるようにしている。昼ご飯を殆ど食べていなかったからめちゃくちゃお腹が空いていて、ご飯を大盛りにしたら思ったより多くてお腹パンパンになってしまった。


 今週の日記というより富山出張の記録という感じになったけど、木金の仕事についてはあまり書けることもないのと、来週も続くのでとりあえず書かず。セッティングの写真だけ載せておきたい。

 物がけっこう大きいのと、全体的に明るい感じとオーダーされているので上に紗幕を張ってちょっと大掛かりな感じにはなった

 今週も皆様お疲れ様でした。


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